2005 APRIL COLUMN
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2005.04.30  「MotoGP-Shanghai01」


昨日から上海サーキットで開催されているMotoGPに来ています。

←いやー、久々のシャバの空気だ!


やはりサーキットの空気は良いですね。

上海サーキットの内部ははじめて入ったのですが、

鈴鹿の二倍はあろうか、でけーメディアセンター

新しいだけあってすごく綺麗なサーキットです。
施設だけだったらピカイチですね。

しかし昨年のDTMのときもそうでしたが
これを運用する人間のほうがまったくお粗末で、
初日からドタバタでした。

F1やMotoGPなどは、
いざという時に備えて病院まで一気に搬送できる救助ヘリを用意しなければならないのですが、
事前の通達にもかかわらず用意していなかったらしく、
金曜初日のフリー走行から全てのセッションが中断となってしまいました。

ヘリコプターとうちゃく〜

ヘリが来たのが3時間後くらいだったかなぁ、
ハード(施設)はばっちりなのにソフト(人)がじぇんじぇん追いついていない感じですかねぇ。

コースマーシャルもちゃらんぽらんでわけが分かっていないし。
撮影しづらいことこのうえないっす!

←6シリーズのセーフティカー格好いいなぁ

まぁでも宇川も久々にMotoGPに戻ってきたし、
玉田は骨折していなかったみたいだし、

←1024*768の壁紙だよー

ロッシも格好いいので、まいっか。

明日の決勝は午後からで、
当日券(ダフ屋がお得とおもわれます)もありそうですので、
お暇な方は上海サーキットまで来てみてください。

どっかでボクを見かけたら「ケータちゃーん」って声かけてね。










2005.04.23  「トーンカーブ」


デジタルカメラの写真とフィルムカメラの写真を比べて、
「あぁ、デジタルはまだまだだなぁ」 と、
トーンカーブやレベル補正を行わずにそう思っている人がいたとしたら残念です。

デジカメを使うんだったらトーンカーブは重要です。

全ての人がトーンカーブをいじるかといえば、
そりゃ面倒でしょうし難しいでしょうが、
デジカメでトーンカーブをいじらなかったらそんなデータはゴミに近いと、
ボクなどは思っています。

実際にはトーンカーブだけじゃなくて、
レベル補正も重要です。










2005.04.10  「フィルム以上ですねぇ(遠い目)」


理屈的なことはよく分かりませんがデジタルカメラの600万画素程度は、
解像感で言えば35mmのリバーサルフィルムとそう変わんないような気がします。

まだニコンのD1とかが出たてで、
世の中にいまほどデジタル一眼レフカメラがあふれていなかったころ、
「リバーサルフィルムはデジタルに換算すると1000-1200万画素くらいじゃないかなぁ」
なんていう話がありましたけど、
実際は1000万画素を超すと描写の細かさで言うと35mmリバーサル以上だと思います。










2005.04.09  「画素数について」


やっぱり人間というのは、
スペック数値とか、
友人から聞いた根拠のない噂とか、
単なる憧れとか、
なんとなくとか、
その場の思いつきとか、
そう言うものをよりどころに買い物する動物なのである。

人の感情は1+1が2にならない事が多いから、
この世の中は面白い。
人生激動だ。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

デジカメの画素数の話なんである。

やっぱりみんな画素数が大きい方が良いと思っている。
実際メーカーも広告でそう言っているし、
画素数高い方が何となく良いと、
みんな思っているはずだ。

この風潮にちょっとだけ異論を唱えたいのです。

多少の画素数はソフトで解像度を上げれば対応できるのである。

例えばボクも使っているNikonのD1Hは274万画素で、
長辺2000ピクセルしかない。
今どき274万画素じゃまったくお話にならない。
のでしょうか。

RAWで撮ったこれをNikonCapture4.2.1で展開すると、
ソフト上でその2倍の長辺4000ピクセルまであげることができます。
(どうやらNikonCaptureは開いた画像を最大で2倍、
面積比で4倍にまではできるようだ)
この状態でjpgに変換してみる。

日本の印刷業界でよく使われる350dpi(中国は300dpi)でこれを換算すると、
長辺約29cmの印刷ができるというわけです。

もっとあげようと思えば、
4000ピクセルの先ほどの画像をPhotoShopで開いて解像度をうんと上げてやればいい。
6000ピクセルにでも、
20000ピクセルにでもなる。

20000ピクセルを350dpiで印刷すると、
長辺145cmの写真になるわけだ。
雑誌の見開きでワンカットの長辺が145cmなどはまずありえないし、
これはそこそこでかいポスタークラスのサイズになる。

こういう風に、
足りない解像度は目的に合わせて上げてやれば対応できるので、
ボクにとってカメラ本体の画素数はそれほど目くじら立てるほど重要なファクターではない。

それよりも画素数ばかり上がりすぎると、
いま思いつく限り2つの問題があります。


まず1つ目は画像を処理するPCスペックの問題。

ニコンのD2Xは1240万画素。
RAWデータでワンカットあたり20MBの容量がある。

これをスムーズに動かそうと思うと普通のPCじゃダメだ。
いまボクが使っていPCのCPUはD2Xのデータを展開するだけで常に100%の所に張り付いているし、
メモリーが足りなくなってハードディスクが苦しそうにグールグル回り出す。
出来ればXEONを使ったデュアルCPUで、
PCじゃなくWorkStationが欲しくなる。
メモリーを多めに積むのはもちろんだが、
ハードディスクも高速なものが良い。

デジカメはそれ単体では意味がない。
そのデジカメのスペックにあったPC環境をバランスよく揃えなければいけないのだ。

デジカメのスペックが短期間でドンドンと上がって行く今の時代にあって、
それに合わせてPC環境もそろえていくのは、
経済的にかなりの負担になる。


もう1つは撮影データ保存の問題。

1000万画素オーバーのカメラを使っているのに、
(例えばキャノンのEOS-1DS-MarkUは1640万画素もあるのだ)
極端なはなしカードの容量が1枚64MBじゃお話にならない。
1GBのカードだって、
調子に乗ってパカパカRAWで写真を撮っていたらあっという間にフルになってしまう。
(jpgが良いのかRAWが良いのか、
本当に全てRAWで撮る必要があるのかという議論はここではなしね)

こうなってくるとカードは4GBくらいのものが欲しいし、
ハードディスクもでかくて、それでいて速くて、バックアップ性に優れたものが欲しくなる。
要はカメラを中心とした周辺機器全てのバランスが大事で、
カメラの画素数ばかり上がっていっても不具合が生じるのです。

果たして普通に使うのにそんなカメラが必要なのだろうかともね。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

先ほどボクが言った、
「多少の画素数はソフトで解像度を上げれば対応できる」
ですけど、
さすがに限界はあります。

以下はD1H(274万画素、長辺2000ピクセル)で撮影した画像です。
RAWで撮ったものをNikonCapture4.2.1にて展開してサイズ変更無しでjpg保存し、
それをPhotoShopCSで500ピクセルにリサイズしてあります。

@

杭州の西湖です。
綺麗なところですねぇ。

湖の真ん中に小型の遊覧船が浮かんでいると思います。


A

上記画像は500ピクセルにリサイズした@のものではなく、
2000ピクセルの状態。
つまりカメラからのデータそのままのサイズ。
それのモニター100%表示状態で遊覧船だけを切り抜いたものです。

この遊覧船の右上方を拡大していくと、

B

PhotoShopCSで最大の1600%表示でこのような感じになります。

確かにこういう感じで見ると、
「なんか荒い感じだなぁ」
と思うかもしれません。

そりゃそうですよね、
1ピクセルがはっきりと分かるところまで拡大しているのですから。


さらに下の画像は、
2000ピクセルの画像をPhotoShopCSで解像度を20000ピクセルまであげ、
上の画像とシルエットの大きさが同じになるくらいにまで拡大したものです。

C

これでモニター上、
200%表示したものを切り抜いたサイズです。
見た目上Bと同じくらいの大きさになるようなサイズがたまたま200%表示でした。

BとCを比較すると違いが分かりますよね。

つまり最終的な出力を350dpiで考えた場合、
Bの長辺2000ピクセル画像は約14.5cmの印刷になり、
Cの長辺20000ピクセル画像は約145cmの印刷になります。
しごく当たり前のことですけどねぇ。

カメラの画像があり、
それを元にしながら、
その時必要とされる画像の解像度を作り出してあげればよいわけで、
意味も分からずむやみやたらとカメラに高画素数を求めるより、
もっと求めなければ行けないのは、
そのカメラがどんな色を出してくれるかと言うことです。

これは人によって好みがあるところですが、
色目の綺麗じゃないカメラはいくら画素数が高くても、
写真自体がダメなんだからダメなわけです。

その写真とは、
カメラの基本性能だけじゃなく、
・カメラ本体の設定(フィルム時代にはなかったデジタル特有の項目ですね)
・どんなレンズを装着するか
・撮影する人のウデ
・撮影後どのように画像処理をするか
などという部分も含められていますので、
良い写真が出来上がらないのをカメラに全部責任をかぶせて、
「このカメラはいまいちなので、今度新発売の新しい、より高画素のカメラに期待します!」
なんて言う前に、
もっと出来ることがあるんじゃないの?
って思います。


D

ちなみにこれは、
Cの200%表示画像を、
PhotoShopCSで最大の1600%表示したものです。

B・C・D
それぞれの相関関係を頭の中でよく考えてみてください。

・ デジタル画像というものがピクセルという最小単位で存在していること
・その最小単位はソフトで分解・拡大することができること

そういうことが分かってくると思います。

ただしこの考え方には恐らく限界もあって、
元々2000ピクセルの画像はやはり2000ピクセル分の情報しか持っていませんから、
屋外看板レベルにまで解像度を上げるという状況を考えた場合、
274万画素よりも1000万画素以上のカメラの方が、
解像感で言えばうんと上でしょう。

ちょっとまとまらなくなってきましたが、
言いたかった事へ話を持って行くと、
写真表現ってどれだけ細かく表現できるかが一番良いことではないと思います。
むしろ情報の少ないロモみたいなカメラが良かったりすることもあるわけで、
いまのようなとにかく高画素を求める風潮とか、
どれだけ一枚の写真の中で細かく表現できるかを求めるような風潮って、
「あの当時のツインカム戦争って何だったんだろう」
とか、
「なんで昔みんな、ターボが良い、ターボが良いって言っていたんだろう?」
みたいなことに、後々なるような気がします。










2005.04.06  「RAWとJPEG」


RAWとJPEGについてですが、
ボクは全てのシーンでRAWを使用しています。

理由は
@RAWの方が快調豊かで美しい。これは最大の理由ですね。
A JPEG1670万色なのに対しRAWは687億色という膨大なもの。
  この保有している色の多さの差からともかく、
 「せっかく撮るんだったらRAWで撮っておきたい」
B ソフトでレタッチをかけていくとRAWの方がレタッチの幅に対して許容範囲が大きく、破綻が少ない。
C JPEGはあくまでも非可逆圧縮なので、レタッチすると一方通行、元に戻ることは出来ない。RAWは戻れる。
D RAWで撮っておけば将来的に現像ソフト(ex NikonCapture)がアップデートなどした際、
 更なる機能の使用や表現幅の広がりが期待できる。JPEGだときっとそうは行かないでしょう。

RAWは反面JPEGと比べて容量がかさばったり、
処理に手間がかかったりという部分も勿論あります。