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2002.05.31 「13億人の子ども達」


ワールドカップが始まって今日はフランス対セネガルの開幕戦があった。

「今晩試合がある」
というのは知っていたけれどさして興味のあるカードでもなかった。

ここ1・2週間忙しくて、
どっぷり疲れていたボクは金曜日にもかかわらずマンションへ早めに帰宅し、
風が気持ちいいので窓を開け放ってインターネットをして遊んでいた。


しばらくすると窓の外から
「アイヤー」
とか
「わー」
っていう奇声が同時に街の中を飛び交った。

街全体が一瞬どよめいたような感じ。

もしやと思ってテレビをつけてみたら、
上海電視台でフランス対セネガル戦をやっていて、
セネガルの得点シーンのリプレイがいままさに流れていた。

「うむ、さっきの奇声は得点に対するものだったのか」


中国人って子どもみたいだ。
なんて行動の分かりやすい人たちなんだろう。
と思う。


中国に関する文献で中国人の気質について触れているものなんかを読むと、
「悠久の大地に根付く彼らの資質は・・・」
とか、
「さすが中国5000年の歴史の中で・・・」
という感じで、
中国人をさも「聞き分けの良いオトナ」の様に取り扱っているものをたまに見かける。

こういう本に限って、
中国に惚れ込んじゃったイカレポンチ大学教授とか、
そういうのが書いていたりするんだけど、
ボクはこういう中国人観は真っ向から否定したい。


勘違いして欲しくないのはこれは中国人批判とかじゃなくて、
簡単に言うと彼らはものすごく単純で明快な思考回路をしているということを言いたいのだ。

だから彼らと接していると、
あまりのそっけなさやわがままさにむかつくこともあり、
反対に、
単純さゆえ可愛く思えて思わず微笑んでしまうこともある。

先ほどの奇声なんか良い例だと思う。

13億人の子ども達。










2002.05.28 「スリ」


現在ギャラリーの方で桂林シリーズを掲載中だけれども、
実は桂林の旅行中、
人生で初めてスリに遭遇した。



ツアーの自由時間の時、
ボクはとある市場へ出向いた。

その時のボクのいでたちは、
一眼レフのカメラを小脇に抱え、
ウェストポーチにフィルムとカメラ用の交換バッテリーというもの。

お財布は別の場所に入れていた。


薄暗い市場の中でおばちゃんが子供用プールみたいなモノに魚を入れ、
酸素供給用の空気ポンプをブクブクさせながら川魚を売っていたので、
中腰になってその話を聞いていた。

すると後ろの腰に回したウェストポーチのチャックを
「ちーーー」
っとあけるヤツがいるではないか。

ガバッと振り返ると、
そこにはチンピラが4人立っていて、
チビの一人が中腰になりながら今まさにチャックに手が伸びているところだった。

真ん中で一番背の高いリーダーっぽいヤツが
「ニター」
っと笑っていた。

その時はこのままだと逆に危ないと思ったので、
すかさずボクはカメラをたすきがけにしてチビの一人を掴み、
その場に倒し込んでタコ殴りにしてやった。

のっぽのリーダーが近づいてきたので腹に蹴りを入れ、
わーわー騒いでいたら連中は方々に散っていった。

頭に血が上っていたボクは逃げるチビの一人をとっつかまえて、
「なんでこんなことするんだあああぁー」
って日本語でがなりたてていました。

ああいう時ってやっぱり無意識のうちに母国語がでてしまうんですね。










ほとぼりが冷めてから市場の中に消えていった
チビの一人でもなくリーダーでもないもう一人の写真を長いレンズに交換して撮影。
わっるそうな顔だこと・・・・・



桂林は南方に属するから果物が多くて、
この市場でも果物売りが多かった。

遠目にゆっくり観察してみると、
どうやら彼らも果物売りをしているらしい。

つーことは彼らナイフを持っていた可能性も十分あったわけで・・・


危ない危ない。
頭に血が上っていたとはいえ、
ボクも少し軽はずみなことをしてしまった。

やっぱしこういうときは下手に応戦なんかせず、
走って逃げるのが一番のようだ。










2002.05.20 「私も中華病か?」


いやー、
上海に戻ってきた。

やっぱり今のボクはこっちの方が落ち着くようだ。

さて、
帰ってきていきなりこんなタクシー話を聞いた。

「巴士(バス)」という緑色のタクシーについて。




巴士はボクが一番好きなタクシー会社なのだ。

以前聞いた話で、
「巴士は関連会社にバス会社もあって、
運転手さんの中には以前大型バスの運転手だった人も多く、
運転の上手な人が多いのです」
こんなのがあった。

本当か嘘かは知らないけど、
プロの自動車好きとしてはそんな話を聞くと心がウズウズしてくるものである。

それ以来、
そういわれてみるとなんとなく運転が巧いような気がし、
旧型のサンタナが多いものの室内は小綺麗な気がし、
とにかく巴士を愛用するようになった。

タクシー会社最大勢力の「大衆」が目の前に止まっていても、
「おら、あっちいけ」
とばかりに払いのけ、
反対車線の巴士を無理矢理止めたりしていた。




そんな愛する巴士タクシーに、
ボクじゃないとある男女が夜中に乗車したそうだ。

女性の方が行き先を告げると、
運転手は行き先を反復確認。

「え、どちらですか?」


続けて女性はこう言った

「え、あなたそれでも運転手さん?
そんな有名な場所も知らないの?」

そんなことがあって運転手は少し不機嫌そうだったけれども、
とにかくクルマはユルユルと走り出した。


こう書くとこの女性はまるで相当性格の悪い女性のように受け取れるが、
日本と違って中国じゃこのくらいは当たり前とまではいわないが、
それほど珍しくもない光景である。


走り出してしばらくして、
女性が気づいた。

運転手が手を天に突き上げるような動作を繰り返しているという。

よく見るとその運転手は、
刃渡り15cmほどのナイフで、
自分のサンタナの天井を突き刺しまくっているという。

びっくりした男性客の方が注意を与えると、
その運転手は次に、
「うっひょー、うっひょー」
と連呼しながら運転席のダッシュボードをバナナのたたき売りよろしく裁断し始めたという。



「コイツは、か・な・り、クレイジーだ」

そう悟った男女はそのまま何も注意を与えなかったそうだが、
目的地に到着するまでの間その運転手は、
右手にナイフ、
左手でハンドルという形で蛇行運転しながら上海市内を駆けめぐったそうな。




この男女二人は幸いケガもなく目的地に到着したそうであるが、
あまりに危険な体験だったため、
後日レシートを元に巴士タクシー会社へ電話し、
当該運転手と彼の上司という人物と話をしたんだそうだ。

以下、
客とチーフの会話内容。



客「なんであの運転手さんナイフなんか持っていたんですか。危ないでしょ」

ちーふ「本人に確認してみます。少々お待ちを」



・・・・・(しばし待つ)



ちーふ「お待たせしました」

客「はい」

ちーふ「彼はナイフを持っていたのは果物を食べていたためで、
      お客さんを脅したことなどは決してないと言っていますが」

「果物?何言ってるんですか、彼の車確認してくださいよ。
  車内は刺し傷でボロボロでしょ!!」




ちーふ「その果物はリンゴだったそうですが・・・」

「そういう問題じゃないですよ!!」

ちーふ「そうですねぇ」

「彼は嘘をついています。彼に注意を与えてください」



ちーふ「わかりました」






電話の向こうで声が聞こえる

ちーふ「あのね、あなた。リンゴを食べるのにナイフを使うのは良いけど、
     お客さんの前に出したら危ないからね。ダメョ!!」

ちーふが戻ってくる。

ちーふ「彼に注意を与えておきました」

客「あそお?」

ちーふ「もうしないと言っています」

客「本当ですか?」

ちーふ「我々巴士は今大変な競争の中にありまして、
     運転手のサービス向上に力を入れています」

客「でも彼はナイフを振りかざしていましたけど」

ちーふ「今度巴士内部での会議があるのですが、
     そこで彼のことを議題にあげます」

客「あそお?」

ちーふ「彼はひょっとするとクビになるかもしれませんが、
     この度は大変申し訳ありませんでした」



とまあ大体こんな話なんですけど、
日本だったらこんな話もっと大きくなりますよね。

テレビや新聞が騒ぐとか。

その運転手がクビになるのかならないのか知りませんが、
そんな一大事がこの程度のことで済んでしまうこの中国にまた戻ってきてしまった私は、
わけもわからずこの上ない喜びを感じてしまうのでありまして、
私も中華病に冒されつつあるのだろうかと心配する今日この頃です。










2002.05.17 「ニコンさん、上海でカメラのクリーニングぷりーず」


不審船引き上げのこととか、
中国・瀋陽の日本総領事館への亡命のこととか、
これらに対する日本の国会での審議とか見ていると、
まるで猿芝居ですね。

本質に全然迫ってないでしょ?

日本の一般企業なんかでもそうですけど、
ものごと決めるまでに時間がかかって、
決めたことを実行するまでにまた時間がかかって。

気の短いボクはそういうのを見ているとじれったくて仕方ありません。

もっとさっぱり行きましょうよ。



先日名古屋ニコンに行って、
カメラのクリーニングをお願いするとともにいろんな話を聞いてきました。

ニコンもようやく中国に工場を造ってデジカメなどを製造するようです。

それに伴ってサービスセンターも上海あたりに作ってくれると、
わざわざ日本に戻るたびにカメラ機材を抱えて行かなくてすむから助かるんですけど。










2002.05.15 「オトコのわがままでしょうか」


今回日本に戻ってきて思うのはですね、
日本人女性の可愛らしさですね。

久々に触れるからでしょうか、
全体的に日本人女性というのは、
気だてがよくてとても女性の魅力に溢れているように見えて仕方がないんですね。


そういうような話を中年の日本人女性に話したら

「私たちの若い頃に比べると、今の若い子は、
電車の中で化粧したりするし。
信じられないわ!! 」

と切り返されてしまいました。



そうは言ってもボクの目から久しぶりに日本の女性を見ると、
新鮮で仕方がないんですね。



ボクは上海で中国人の女性とばかり接触していて、
日本人女性と交流を持つ機会というのはあまりないのですが、
大陸の女性と付き合うのにはパワーがいります。

少しでもこちらに非があろうものなら、
指さされて白目むきながら罵倒されちゃいますからね。

現実問題ですねそんな白目むき出しの指さし罵倒女性を、
罵倒タイムが終了したとはいえ、
「ああ、愛おしい・・・」
なんてどう考えてもあまり思えないですから。

こう思うのはオトコのわがままでしょうかねぇ皆さん。



何にしても、
島国育ちの日本人が大陸の女性や男性と正面からぶつかるには、
気合いと根性と友情と愛情と、
なにより前向きなパワーが必要です。

「最近俺禿げちゃってよお」
なんてぼやいている暇なんかありません。
とにかく前進あるのみです。

パワーのない奴は中国大陸の土を踏んではいけません。



思うに、
文献やその他資料などに触れると、
100年ほど前の中国はこんなではなかったとボクは思っています。

また上海というのは中国の中でも女性が特に強い特異な地方ですが、
昔の中国には古き良きアジアの文化というものが根付いていたのではないかと思います。

現在のような流れができたのは文化大革命の時期。
毛沢東の妻である江青の影響なども大きいのではないでしょうか。



中国というのは日本などに比べると、
社会の中で男女平等のかたちが随分進んでいますよね。

日本人の女性などはそう考えると、
中国というのはとても働きやすい環境なんじゃないかなと思います。

日本の圧迫されたような職場環境に閉口していらっしゃる方は、
欧米もグッドですが、
中国というのもなかなかミステリアスで良いと思いますよ。

その代わり日本の会社に勤めながら駐在員として渡中してもこの話は意味ありませんから、
しこたま中国語をマスターして、
現地の会社に就職した方が良いでしょう。

給料は安いかもしれませんけど、
それには代えられないエキサイティングな経験ができると思います。



最初にも言いましたけどこれは、
あくまで全体論ですよ。










2002.05.14 「平謝り


本来ならば今頃ボクは上海の自宅に戻っているはずなんだけれども、
代理店のビザ申請ミスで上海へ帰るのが遅れてしまった。

予定では今週の土曜日に上海へ帰りますが、
どうしましょう。
仕事が山ほど溜まっております。

所長がやってきて平謝りだったけれども、
それだけじゃ許されないよなー。

すごい損失です。



明日はですね、
日本のオンナと中国のオンナについて書こうと思います。










2002.05.13 「まっぺんやったろみゃーか関ヶ原」


こんな面白いものを入手してしまった。(←2002.05.18削除)
しかしデータサイズが面白いため、
じゃなくて重いため、
掲載期間は長くても1ヶ月ほどと短いものとなるでしょう。

名古屋が嫌いな人も好きな人も、
とにかく面白いので一度見てくださいまし。

知り合いの中国人にこれを見せたら、
「名古屋に興味がわいた、名古屋に行ってみたいマエハラさん!!」
と言われた。

これを見て名古屋を理解されても困るけど、
きっかけは何にしろ自分の地元に興味を持ってくれるというのは嬉しいものである。
(ボク正確には名古屋じゃなくて三河だけどね!!)










2002.05.12 「恋人募集中の売り子さん」


留学時代の友人の結婚式で博多に行って来た。

新幹線で行ったのだけれど、
久々に新幹線に乗って気づいたことがある。

車内販売の売り子さんが裏声で
「えー、お弁当にサンドイッチ・・・」
と車内を流す途中、
ちょうど車両の真ん中あたりにさしかかったところでクルッと振り向いて、
笑顔で3秒ほど止まるのである。

「この人彼氏募集中で愛想でも振りまいているのだろうか」

と思ったら、
その次もその次も同じことをする。

違う売り子さんが来ても同じことをする。

「みんな恋人募集中かな」

じゃなくて、
これは買いそびれたお客さんがいないかどうか確認しているんですね。

ちんたらと売りに来る中国の列車とはえらい違いである。










2002.05.11 「ユニクロ」


日本に戻って久々に行ったユニクロの内容がひどかった。

以前は欲しい商品がちらほらあったんだけど、
全然なかった。

忙しいサイクルの中で、
細かい部分にまで注意が行き届かなくなっているんじゃないだろうか。



自宅に戻ってきて母親にそのことを話すと、
母が父親のためにユニクロで買ったウールセーターが、
ものすごく臭かったのだという。

「異様なウール臭さ」
だったそうで、
それを父親が着たら首の直に触れる部分に肌荒れがでてしまったそうな。

その後そのウールセーターを何度洗ってもその強烈なにおいはとれなかったという。
廃棄処分。

うーむ、
デザイン品質管理だけじゃなくて、
純粋な品質管理までできなくなってきているのか。

こうなってくると会社としては今後果たして大丈夫なのだろうかと思ってしまう。



ニュースで聞くとユニクロの売り上げが落ちているという。

なるほど、
ラインナップの充実ぶりはそのまま売り上げに現れるようだ。


上海でユニクロ関連の縫製工場から検品工場まで、
お知り合いの方も多いだけに、
是非とも頑張っていただきたいが、
あの店内をグルッと回った感じでは、
あまり明るい材料は見あたらなかった。



ただ、
ボクがそう思っていた2.3日後にユニクロの社長交代が発表された。

後任は39歳だそうな。

前社長の
「会社には若い力が必要」
という言葉とその実践を見て、
まだまだここから頑張れば大丈夫かもしれないとも思った。

どんな世界でも、
ジジィは早く引退するに越したことはないのである。

「ジジィが居座り続ける同族会社」

なんてものはボクにいわせると、
この世の中で誠によろしくないもののうちの最たるものだ。

ボクがそんな会社の社員だったら、
勤労意欲なんて全くなくなってしまうと思う。

その意味でユニクロには、
常に社内で若い血を回し続けるエネルギッシュな会社になってほしいと思ったし、
あの規模で39歳を抜擢するような会社だったらそれができると思う。










2002.05.09 「おサルの大群」


ユニクロへTシャツを仕入れに行くクルマの中で

「オランダ極右政党党首暗殺される」

という記事について母親が、



「ケータ、ゴクウ勢力の党首がさぁ・・・」

「母ちゃん、キン斗雲飛ばすんじゃないんだからゴクウはないでしょゴクウは」










2002.05.08 「トヨタ自動車」


母親の同級生の同級生に(ずいぶん遠いな)
豊田章一郎の娘というのがいて、
それがまた地味ぃ〜なんだそうな。

ふっつーのおばさん。


下手な成金は派手にしようと頑張るけど、
あそこまで行っちゃうと逆に地味になるんだろうか。
そういう意見もあるけれど、
違うと思う。

これは三河根性に他ならない。

簡単に言うとケチケチ根性である。

カネ持ってる奴はそれなりに振舞うのが、
やはり体裁ってものだと思うけど、
トヨタにはそれがない。


少し前に読んだ豊田章一郎のインタビュー記事に

「偉くなったからって威張る必要なんてないがや。
人間、身の丈でええんじゃ」

というのがあって、
同じく三河生まれのボクは、
「トヨタらしいな」
と感心してしまった。

トヨタ自動車にはトップマネジメントに至るまで、
こういう考え方が浸透しているのではないでしょうか。


豊田市にある本社ビルなんか見に行くと分かりますけど、

「え、これが世界のトヨタの本社ビルですか?
アタシ、どこぞの公民館かと思いましたが」

ってな感じです。

でもその辺りこそがトヨタの真髄なのだとも思います。


そういえば、
現在トヨタは豊田本社に加えて東京本社ってのがあります。

現在名古屋駅前に元々ある毎日ビルと豊田ビルを今年中にぶっ潰して、
07に出来上がる新しいビルに事実上東京の機能を持ってくるのだそうだ。

事実上本社機能を一元化するということなのだけれども、
益々三河根性丸出しでトヨタは頑張るのだなというのが伺える出来事です。










2002.05.07 「ドラッグレース面白かったぁ」


前回コラムのとおりドラッグレースというものをはじめて見てきました。

ドラッグレースというのは
「2台のマシンが1/4マイル(402.33m)のストレートを、
どちらが先にゴールを切るかを競う、
アメリカで生まれた、
他のレースとは異なるモータースポーツです。」(http://www.bigend.net/dragracing/より)
だそうです。

5月の頭というのは国内で色んなレースが開かれる時期なんだけど、
短い日本滞在期間中にドラッグを選んだのには理由があります。

ボクは最近アメリカタイプのレースというものを見直していて、
とにかくお客さんに対するサービスがよろしいんですね。





鈴鹿のプレスルームです。

一般の方たちにはあまり縁のない場所ですけど、
プロの記者やカメラマンたちはここを拠点にして仕事をします。





これがエキシビジョンタイムに登場したジェットカーです。
米軍爆撃機のジェットエンジンを搭載したその走りは豪快です。

今まで数々のレースを見てきましたが、
こいつの迫力はピカイチですね。

エンジンに火を入れてからしばらく出続ける白煙は、
鈴鹿の最終コーナーをすっぽり隠してしまうほどの勢いだし、
あの加速はF1なんてメじゃありません。

とにかく死ぬ前に、
一度はその目に焼き付けておいたほうが良いかと思われます。





ジェットカーはただのパフォーマンスですが、
実際の競技ではこういうクルマが走ります。

ジェットカーにはさすがに負けますが、
それでもすごい迫力でした。

そしてなによりもアメリカンレーシングというのは単純でわかりやすく、
お客さんに対するサービスがすごい。

このあたりの開放感とか親近感というのは、
F1をはじめとするヨーロッパ型のレースにはない部分ですよね。

チームの人間が真剣に競っている姿を遠巻きに見に行くのがヨーロッパ型ならば、
アメリカ型はドライバーやチームの人間とも近距離で接することができるし、
レースにもよりますがマシンにも触れたりできます。

フォーミュラニッポンなどもヨーロッパ型ですが、
最近全然お客さん入っていませんし、
国内レースで生きているのってGT選手権ぐらいですよね。

この不況の時代に、
開催者側の単なるオナニーでやっているようなレースはダメですね。

ボクが始めてアメリカンレーシングに触れたのは、
茂木でインディが初めて開催されたときですが、
それ以来ナスカーや今回のドラッグなど見てきて思うのは、
これらは実際見に行くと楽しいです。

今回のドラッグにしても、
クルマやレースのことをなーんも知らない女の子を連れて行っても、
楽しんでもらえるなと思いましたから。

その辺のわかりやすさ、
単純さ、
親しみやすさが大切で、
観客までもをレースに巻き込んでやっていかないとこれから集客は見込めないように思います。

F1はブランドだから別ですけどね。





佐藤師匠です。
ボクは彼から写真のいろはを教えてもらいました。

写真技術に対して常に貪欲な姿勢であることと、
最新のカメラ機材などに対しても積極的であること、
撮った写真をどのように売ってゆくかというビジネス感覚と、
そして何より優しいので大好きな方です。





佐藤さんのクルマのトランクです。
このクルマ一台盗むとカメラ機材だけでクルマ数台分の金額になってしまいます。

最近は分野にもよりますがデジタルカメラがプロの世界でも増えてきていて、
佐藤さんの場合は近頃デジタルの仕事が多いのだそうです。

右に転がっているのがボクのフィルムカメラで左が佐藤さんのデジタルですが、
デジタルカメラとフィルムカメラの違いは、
モニタがあるかないかと、
フィルムかCCDかというくらいです。

しかし、
印刷物に使わない限りデジタル一眼は必要ないと思います。
WEBで使う程度であれば200万画素もあれば十分だし、
現段階ではまだフィルムのほうがデジタルよりも質感が優れていますから。





佐藤さんの事務所です。

デジタルになって問題となってくるのは、
やはりデータの管理です。

彼は撮影した全てのデータをCDに焼いて保存しているのですが、
逆を言うと最低でもそのくらいしないとデジタルにした意味がありません。

デジタルというのは良いこと尽くめなように思えますけど、
機材の購入やそれに見合うPC環境の整備、
撮影データの管理などを考えると、
フィルム時代に比べてカメラマンにかかる労力やコストは相当なものになります。

ただそれはまだデジタルが過渡期にあるからで、
デジタルの画質が圧倒的に優れたものとなって、
初期投資金額も落ち着いてくれば「デジタルかフィルムか?」なんていう今の議論はなくなって、
完璧にデジタルへ切り替わってしまうのでしょうね。

しかしその頃になってデジタル環境を構築しても、
周りも全て同じように出来上がっていますから、
無理をしてでも今の段階で作り上げていくことが仕事に繋がってゆくのだと思います。










2002.05.05 「ワールドカップの宣伝がすごいですね」


日本に戻ってから一週間が経過しました。
大家さんコラムがなかなか好評で、
皆さんに楽しんでいただけたことは嬉しいのですが、
ああいう連載物というのはその間に別の日常コラムが掲載しにくいという弊害もありますね。



フィルムカメラを一台買いました。
ボクの常でニコンのやつですが、
オートフォーカスとかのついてない手動タイプのカメラです。

フィルムの巻き上げも手動レバーだし、
ピントも自分であわせなければなりませんが、
なにしろ小さいのが良い。

カメラの本体とレンズをくっつけた状態で、
ボクが今まで使っていたカメラ本体の半分の重さしかないもんね。

上海での街中スナップ用に買ったものですけど、
これで今より気軽にでかけられそうです。



明日は鈴鹿サーキットにドラッグレースというものを見に行きます。
ジャンボジェット機のようなジェットエンジンを搭載したすげぇのも来るそうです。

ボクに写真のいろはを教えてくれた師匠、
佐藤安孝さんと一緒に遊びにいくのですが、
プロのカメラマンがどういうものなのかってのも皆さん興味があると思いますので、
彼のことも明日以降この場で紹介したいと思います。